2024年5月11日土曜日

都響 第998回定期公演

今日は、芸劇。尾高が武満を振るので、聴きに来た。席は、M16で、真ん中に近いので、指揮者の左側が一部見えない。
武満の映画音楽から三曲は、ジャズの要素が取り入られいて、指揮が良いためか、コントラバスの響きがリズムを刻むのがジャズっぽくて、楽しい。ピアノコンチェルトが、演奏者が来れなくなったので、アンヌ・ケフェレックに変更。アンヌ・ケフェレックは、ラ・フォル・ジュネで来日していて、しばらく日本にいるからだと思う。曲目は、バルトークからモーツァルト第20番に。これは、まあ、なんと言って良いのか、尾高の指揮が素晴らしいとしか言い様がない。最初の数十小節が、あまりにも美し過ぎて感情が揺さぶられる。アンヌ・ケフェレックのアンコールは、ヘンデルのメヌエット、なんて美しいことか。ウォルトンの交響曲、聴けば、イギリスが感じられ、壮大な楽曲で、尾髙だからこそ表現できたのではと思う。
 
 
指揮/尾高忠明
ピアノ/アンヌ・ケフェレック
武満 徹:《3つの映画音楽》より
映画『ホゼー・トレス』から「訓練と休息の音楽」
映画『他人の顔』から「ワルツ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ウォルトン:交響曲第1番 変ロ短調
アンコール
ヘンデル メヌエット