2010年12月30日木曜日

燕岳

前日、中房温泉に入って一泊した。泊まり客は、五人。二組のカップルと自分だけである。ちょうど、正月休暇の前だったので、すいていた。泊まった部屋には、こたつと石油ストーブがあった。部屋は、ずうっと使われていないせいか、かび臭かった。
 宮城ゲートから中房温泉までは、十二キロあって、そこを歩く。ほとんどゆるい上り坂である。靴を普段履き慣れていない靴であったので、両足が靴擦れになってしまった。特に右足の踵がひどく、皮がむけて痛い。靴擦れであったが、せっかくなので温泉に入る。10年ほど前にも泊まったことがあって、その時に入った温泉に入る。木の湯船であるが、新しいものになっていた。湯は、ぬるっとした感じで、とても良い。やはり来たかいがあった。
 一夜明けて、朝食をとっているとき、天気は晴れと、燕山荘からの知らせがあった。今回は、天候が良くなく、寒気のせいで大荒れと聞いていたので、登れると知って良かった。
 中房温泉から少し下ったところに登り口がある。川から離れるように登っていく。雪があったので、アイゼンをつける。しばらく登り続けると第一ベンチに着く。登り始めてから、すぐに靴擦れが痛くなる。天気が良いので、早く着きたかったのだが、登るたびに痛く、早く登れない。合戦小屋に着く頃には、青空は少しずつ雲に覆われてきていた。合戦小屋からは、木はなくなり、尾根筋に登っていく。登っている途中、槍が見えた。燕山荘が見えることには、黒い雲が出てきて、風も強くなった。途中、何枚か写真を撮ったが、持って行ったカメラがDMC-GF1だったので、液晶はよく見えないし、手袋をして操作するには、スイッチやシャッターを操作するのが難しく、持ってきてはいけないカメラであった。ファインダーがないとどうしようもない。と言っても、後から写真を見たら、なかなか良く写ってはいた。contax T2も持って行ったが、こちらの方がはるかに使い勝手が良かった。
 結局、燕山荘に着いたので13時を過ぎていた。その頃には、風は強くなっていて、かぶっていた帽子は風で飛ばされてしまった。ほとんど景色は見えなくなってしまった。
 小屋は、こたつがあって、そこに大きなテレビがつけられたままになっていた。電気を気にせず使えるのは太陽光発電なのだろうか、とにかく快適なのには驚く。泊まる場所は二階の蚕棚で、ただし電気がつく。ヘッドランプはいらない。食事が出るまで、こたつに入ってぼんやりする。夕方から風はますます強くなる。食事を終えて、こたつに入っていると、ドアをたたく人がいる。ドアを開けようとしたが、重くて開かないので、小屋の人を呼んで開けてもらう。入ってきたのは、合戦小屋でテントを張っていた人で、風と雪のために、小屋まで登ってきたのだ。とにかく驚く。嵐の中、ヘッドランプだけで、よく道を間違わなかったものである。
 次の朝、7時40分に小屋を出る。風は強く、ガスっていて、何も見えない。降ったばかりの雪は、柔らかくアイゼンは効かない。時折、滑りながらも、合戦小屋に着く。踵は下りではあったが、痛く、歩くのがつらい。合戦小屋からは、樹林帯に入るので、風は強くないが、雪が降り続いていた。登ってくる人を待って、トレース以外の所を歩くと脚が抜けなった。思った以上の人が登ってきていた。11時には、中房温泉に降りた。それから、十二キロに道を歩く。足が痛いので、速く歩けない。宮城ゲートに着いたのは、14時30分を過ぎていた。


2010年12月12日日曜日

日の出山

晴れ
 いつもよりゆっくり家を出る。電車は乗ったが、どこに行くか決めかねていた。とりあえず、御岳で降りる。大勢の人が降りて、バス停に長蛇の列ができた。バスに乗れそうもないので、結局、歩くことにした。長蛇の列は、トレールランの大会があって、その参加者だった。巻き込まれるといやだったが、なんとか巻き込まれず日の出への道へ出ることができた。
 このコース、ほとんどアスファルトで、山道であってもほとんど整地されている。道は、杉林の中を行くので、薄暗い。日の出山あたりとかなり下ってから広葉樹があるだけで、開放感がない。
 頂上には9時40分に着いた。そこで休んでいると、自転車で登ってくる人たちがいた。そういえば、昔も登ったときに自転車で来ている人がいたことを思い出した。自転車のコースになっているのだろう。実際、道が整備されているので走れなくはないが、でも、あまりやりたいとは思わないなあ。吉野梅郷に向かって降りる。最初、急激に下るが、すぐに平らな道に出て、梅の木峠まで続く。峠から、少し登ると平らな道になり、三室山まで行く。だれも登りそうにもないのだが、三室山には、三等三角点が置かれている。ちょっと驚く。
 今回のコース、杉林が多く、開放感もなく、まったく面白くなかった。

Hinodeyama at EveryTrail


タイム
7.29 御岳
8.10 滝本
9.40 日の出山
10.15 
10.55 梅の木峠
11.15 三室山
11.30 琴平神社
12.15 日向和田

2010年12月6日月曜日

ダークバック

昨日、フィルム現像をしたのだが、昼間、ダークバックを使ってフィルムを巻いたものは、かぶっていたのだ。最初、見たときは、カメラがいかれたのかと思ったのだが、違うカメラで撮ったフィルムが共にかぶっていたので、ダークバックがだめになったとわかった。ずいぶん前から、遮光のゴム引きの布がぼろになっていたので、それが原因なのだろう。夜、また、現像。今度は、まったく問題なし。現像液をX-TOLにもどす。D-76だと、ちょっと粒子が目立つので、まあ、古いD-76を使えば良いのだが、結局X-TOLに。ただ、5リットル用しかないので、ガンガン撮って、現像するしかないのだがね。
 LegacyProを二十本入手している。これって、富士のアクロスらしいのだ。ちょっと楽しみである。