2009年8月27日木曜日

唐松岳・五竜岳

8月25日曇り〜8月26日晴れ
 立川であずさ3号に乗る。自由席は満員で、八王子まで席は空かなかった。8月の初旬の時は、座れたのだが、下旬の方が仕事で乗る人が多いかもしれない。
 白馬に11:35に着く。駅前に降りると懐かしい。以前は、よくスキーで白馬に来ていて、駅前はあまり変わっていない感じがした。駅前のバスにのって、八方のバスステーションまで行く。5分足らずで、そこからゴンドラ乗り場までは歩いて行く。8月の終わりだろうか、あまり観光客はいなく、閑散としていた。ゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池山荘まで行く。観光客はいて、賑わっている。尾根を見ると八方池まで歩く観光客の列が見れた。少し休んで、歩き始めた。今回はテント泊と決めていたので、荷物は重いが、ザックが小さいのか、あまり荷物が入らない。カメラは、コンタックスとG9であった。
 時々霧が出て、視界がみえない。八方池には50分ほどで着いた。荷物の割には、良いペースであった。八方池の方に道が続いて、子供連れの観光客が歩いてた。ここまでなら、子供連れでも良いかなと思った。
 ここからさきは、稜線を歩いて行く。ほとんど急な坂はない。途中、一人登山者をおいこしたが、それ以外、下りのパティーが何組か出会っただけであった。唐松岳頂上小屋の近くになって、尾根へ行く道がでてくるが、冬期用の道でいけなくはないのだろうが、行くなと印がある。尾根を巻きながら進む。何カ所か崩壊箇所があって、落石注意とあって、いそいで行く。いくつかピークらしきものを越えて、尾根にでると右側に小屋があった。
 ガスっていて、風が吹いて寒かった。小屋で手続きを済ませて、テント場に向かう。小屋は、工事しており、ブルドーザーが道を造っていて、テント場へ行く道がわかりづらい。下の方に行く道をたどって行く。テント場は、棚田のようになっていて、小屋に近いところに、二張りあって、そこのところにテントを張る。あとで、大学生のパティーが下にテントを張ったので、4張りしかなかった。
 テントを張り終えて、休憩して唐松岳へ向かう。途中、降りてくる人はいたが、結局、頂上には誰もいなかった。ガスっていて、視界が悪かった。テントに戻って、食事を作り始めていると、次第にガスがなくなって、視界が開けてきた。月が出ていて、ちょうど五竜の横に見えた。夜、浅い眠りを繰り返しながら眠る。3時くらいに、となりのテントで起きる音がしてからは、眠れなかった。
 4時半に起き、食事を作る。快晴であった。剣が朝日を受けてうっすらピンク色に染まるのが見えた。唐松岳へ行く尾根まで出てみると、雲海が見えた。雲海を見るのも何年ぶりだろうか、泊まらなければやはり見られない。テントをたたんだのだが、水分を含んでいて重たくなった。隣のテントでは、霜が降りていると言っていた。
 小屋の前までザックを持って行く。写真をひとしき撮った後、五竜に向かおうとしたとき、小屋から病人らしき人がヘリコプターを待つため運び出された。
 すぐに岩稜の登りになる。ザックが重いので慎重に歩く。鎖のついたところをトラバースする。快晴でガスもなく、谷底まで見える。とても怖い。自分が高所恐怖症であることを思い出した。なんどか、鎖場を行くが、五竜から来る人もいて、正直、途中でであったらどちらかがもどるしかないなあと思った。岩稜を過ぎると尾根道になるが、五竜、剣を見ながら歩く。途中、鞍部に降りて、それから登り返すと五竜が大きな山塊となる。ゆっくりと登っていくと、遠見尾根を示す標示のある分岐に着いた。下に五竜小屋が見えて、降りていく。五竜小屋の前で休んでいると、チャリンと音がした。小屋の屋根で布団を干していた女の子が、それ私のですと言って、降りてきた。探すのだが見つからない。あきらめきれずしばらく探していた。
 大休止をした後、カメラとGPSをもって五竜に向かう。地図から見るとたいした距離ではないようだが、歩いてみると頂上付近になって、鎖場を何度か越えて、さらに鎖はないが岩の間を登るところがあって、時間がかかる。コースタイムより10分ほど早く、頂上に着く。10:30であった。遠くに鹿島槍ヶ岳が見えた。記念写真を撮ってもらい、5分足らずで下る。下りは思ったより、危ない感じはしかった。
 小屋で少し休んで、分岐まで戻る。分岐から登ってしばらく行くと、白岳に着いた。それから、西遠見までかなり下っていく。途中、遠見尾根を登ってきたパーティーに何組も出あう。聞いてみると7時くらいにゴンドラに乗って登ってきたと言っていた。遠見尾根は、八方と同じようにゴンドラがあるので、登りやすいのだろうか。大遠見をすぎて、しばらく行くと登りになるいい加減登ったところが中遠見で、そこからまた下りとなる。小遠見をすぎて、地蔵の頭に15:00に着いた。リフトの下を15分ほど歩き、アルプス平に着いた。ゴンドラで降りていくとき、下の方でスキーをして、池に飛び込むのが見えた。山麓駅にタクシー止まっていたので、神代までタクシーで行った。帰り、松本まで大糸線で行って、あずさに乗り換え帰った。



タイム
25日
白馬      11:35
八方      11:40
八方池山荘   12:50
八方池     13:40
唐松岳頂上小屋 15:45
26日
唐松岳テント場 6:35
白岳      9:13
五竜小屋    9:17-35
五竜岳     10:30-35
五竜小屋    11:20-30
白岳      12:00
西遠見     12:50
大遠見山    13:15
小遠見山    14:15
地蔵の頭    15:00
アルプス平駅  15:15