メシアンのキバシガラスの解説が北村からあり、山、鳥、山、鳥のように具体的に描写した曲で、以前大家による演奏を聴いた時、素晴らしい解説も相まって、具体的なイメージが感じられたとのこと。後半は、ホリガーの曲に続けてリストが演奏された。エトヴェシュの曲は短い。ベリオ、素晴らしい演奏であった。
ミュライユ、貫く音の中に世界が現れたような気がした。もう一度聴きたい。杉本、music tommrowで、指揮したのを聴いたが、今回は、ピアノの曲。もともとは、川口成彦のピアノフォルテのために書かれたもので、杉山の解説寄れば、「キリスト教の守護天使への祈りで用いられるグレゴリア聖歌、キリエ、グロリア、サンクトゥス、アニュス・デイと、リストが作曲した「巡礼の年 第3年」「夕べの鐘、守護天使への祈り」の断片が、交互に浮き上がりながら進む、ながい旅のようなもの」で、北村が、巡礼の年に繋がるものとして選んだのも納得する。
ミュライユ、貫く音の中に世界が現れたような気がした。もう一度聴きたい。杉本、music tommrowで、指揮したのを聴いたが、今回は、ピアノの曲。もともとは、川口成彦のピアノフォルテのために書かれたもので、杉山の解説寄れば、「キリスト教の守護天使への祈りで用いられるグレゴリア聖歌、キリエ、グロリア、サンクトゥス、アニュス・デイと、リストが作曲した「巡礼の年 第3年」「夕べの鐘、守護天使への祈り」の断片が、交互に浮き上がりながら進む、ながい旅のようなもの」で、北村が、巡礼の年に繋がるものとして選んだのも納得する。
しかし、北村は、風貌としてなかなかの魅力のあるピアニストで、今回のプログラムを見ても、面白い。これから目を離せないなあ。
【第1部】11:30-13:30
F.リスト:≪旅人のアルバム≫S.156より 山の夕べ(エルンスト・クノップによる)-田園風夜想曲
O.メシアン:≪鳥のカタログ≫第1巻より 第1曲 キバシガラス(アルプスのチャフ)
休憩
H.ホリガー:≪こどものひかり≫より 第5曲 黒と白のヨーデル重唱
F.リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160
【第2部】15:00-17:00
C.ドビュッシー:夜想曲
P.エトヴェシュ:地のクラヴィーア-天のクラヴィーア(ルチアーノ・ベリオの思い出に)
L.ベリオ:セクエンツァIV
休憩
F.リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161
【第3部】19:00-21:00
T.ミュライユ:告別の鐘と微笑み-オリヴィエ・メシアンの追憶に
杉山洋一:山への別れ
(休憩)
F.リスト:巡礼の年第3年 S.163