2025年10月16日木曜日

ヴェロニカ・エーベルレ&三浦謙司 デュオ・リサイタル

三浦謙司が出演するので、武蔵野文化へ。
いや、全般的に言えば、鋭い硬質な音楽と言うべきか。シューマンに至っては、ロマンティシズムは感じられないなあ。最初のバルトークが、今回のプログラムを支配してたと言って良いかもしれない。アンコールのマスネは、その点で違っていたような気がする。 
 
ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)

三浦謙司(ピアノ)

B.バルトーク:ヴァイオリンのための狂詩曲 第2番 Sz.89 / BB96a

L.v.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47「クロイツェル」

 

休憩


R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 op.121
 
アンコール
マスネ タリス瞑想曲 

2025年10月13日月曜日

横浜赤レンガでのビールフェスから、武蔵野文化のアンナ・マリコヴァ ピアノリサイタル

 今日は、長い一日。曇りで、風も吹いて、肌寒い。朝、桜木町で下りて、赤レンガへ。ビールフェスが開かれていて、今日が最終日。11時過ぎの会場着くと、長い列。やっと入って、目当てのビールジョッキを手に入れる。人が多くて、テーブルになかなか座れない。ウインナーとビールで乾杯であるが、一人だとね、まあ、淡々と飲む。ビールはもういいやで、会場を出て、キッチンカーのカレーを食べてから、桜木町へ。
家に帰って、昼寝をした後、武蔵野文化へ。プログラムは、スカルラッティ とシューマンが前半で、後半がショパン。マルコヴァは、ウイーン音楽大学で教えているとのこと、今回は、すべて暗譜で演奏。
 
D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K 96

D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調K 98

D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K 120

D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調K 119

R.
シューマン:謝肉祭 op 9
ー休憩ー
F.F.ショパン:3つのマズルカ Op. 59

F.F.ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op. 52

F.F.ショパン:夜想曲第13番 ハ短調 Op. 48, No. 1

F.F.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22
アンコール
J.シベリウス:13の小品Op.76-第2曲練習曲
バッハ:前奏曲第10番口短調BWV855(編曲:A.ジロティ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2025年10月12日日曜日

高川山

 大月駅のそば屋で、朝食を食べ、高川山へ。大月から登る人はほとんどいない。このルートが良いのは、初狩のルートが暗い針葉樹の中を歩くのに対して、明るい広葉樹の尾根を歩けることである。むすび山を過ぎて、すぐに木の根元に5,6匹オオスズメバチがいるのを発見。刺激しないように歩く。登っていると下りてくるパーティに5,6組出くわす。頂上に着くと人が多い。大学のハイキング部の人たちや若者が目立つ。すっきりしない天気であった、富士山は見えた。すぐに下りる。途中、休んでいる人達のところを通り過ぎたが、そこにもスズメバチがいた。初狩、12時11分の電車で帰る。
 
 
 

2025年10月9日木曜日

NHK交響楽団 第2045回 定期公演Bプログラム

ブロムシュテット、98歳、歩行器を押して登場。今回の他のプログラムも完売している。他のプログラムも買おうとしたが、来日できないかもしれないとぐずぐずしていたら、完売していた。
グリーク、はつらつとした若々しい音楽、落涙しそうになった。年齢で音楽が決まると言う訳ではないなあ。
ニールセン、フルート協奏曲、フルートとティンパニ、ファゴット、トロンボーン、クラリネット、ビオラがそれぞれ二重奏を奏でる。最近ニルセンの曲を聴いているような気がする。
 
指揮 : ヘルベルト・ブロムシュテット

フルート : セバスティアン・ジャコー
 
グリーグ/組曲「ホルベアの時代から」 作品40
ニルセン/フルート協奏曲

アンコール
ドビュッシー/シリンクス
休憩
シベリウス/交響曲 第5番 変ホ長調 作品82

2025年10月6日月曜日

仏果山・高取山

 朝、少しは体を使わねばと思い、仏果山へ。登っている最中、猿を見かける。秋なのか、キノコが生えていた。chatgptに種類を聞くと、わからないとのこと、さらに食べないよう注意された。人は少なかった。高取山から降りているとき、ヒルは大丈夫ですかと聞かれたが、夜、風呂に入ったら、しっかりヒルに食われたあとが足にあった。やはり気温が高いのだろう。
 
 
 

2025年10月5日日曜日

北村朋幹 ピアノ・リサイタル

今日は、長い1日。リストの巡礼の年を主にしたプログラム。
 
メシアンのキバシガラスの解説が北村からあり、山、鳥、山、鳥のように具体的に描写した曲で、以前大家による演奏を聴いた時、素晴らしい解説も相まって、具体的なイメージが感じられたとのこと。後半は、ホリガーの曲に続けてリストが演奏された。エトヴェシュの曲は短い。ベリオ、素晴らしい演奏であった。
ミュライユ、貫く音の中に世界が現れたような気がした。もう一度聴きたい。杉本、music tommrowで、指揮したのを聴いたが、今回は、ピアノの曲。もともとは、川口成彦のピアノフォルテのために書かれたもので、杉山の解説寄れば、「キリスト教の守護天使への祈りで用いられるグレゴリア聖歌、キリエ、グロリア、サンクトゥス、アニュス・デイと、リストが作曲した「巡礼の年 第3年」「夕べの鐘、守護天使への祈り」の断片が、交互に浮き上がりながら進む、ながい旅のようなもの」で、北村が、巡礼の年に繋がるものとして選んだのも納得する。
 
しかし、北村は、風貌としてなかなかの魅力のあるピアニストで、今回のプログラムを見ても、面白い。これから目を離せないなあ。

【第1部】11:30-13:30
F.リスト:≪旅人のアルバム≫S.156より 山の夕べ(エルンスト・クノップによる)-田園風夜想曲
O.メシアン:≪鳥のカタログ≫第1巻より 第1曲 キバシガラス(アルプスのチャフ)

休憩

H.ホリガー:≪こどものひかり≫より 第5曲 黒と白のヨーデル重唱
F.リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160

【第2部】15:00-17:00
C.ドビュッシー:夜想曲
P.エトヴェシュ:地のクラヴィーア-天のクラヴィーア(ルチアーノ・ベリオの思い出に)
L.ベリオ:セクエンツァIV
 休憩
F.リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161

【第3部】19:00-21:00
T.ミュライユ:告別の鐘と微笑み-オリヴィエ・メシアンの追憶に
杉山洋一:山への別れ
(休憩)
F.リスト:巡礼の年第3年 S.163 

2025年10月1日水曜日

都響 第1027回定期演奏会Bシリーズ

 1日、また、雨の中バウハスへ。1日から田中長徳のカラー作品の展示。どれも7万円で、買おうと思えば買えるが、今回もパス。丸ノ内線で銀座で乗り換え、溜池山王で降りて、サントリーホールへ。今日は、都響定期。成城石井で食べ物を買う。 
 タルキアイネン、ストルゴーズによってラップランド室内管弦楽団初演。今回、日本で初演された。タルキアイネンによると、「サーミ人(北極圏の先住民)の詩人ニルス=アスラク・ヴァルケアパー (1943 ~ 2001)は、自分たちを環境と不可分なものとして描き、人間と
自然との境界は存在しないものと捉えていた。 気候変動により環境破壊が進むに
つれ、彼らのような先住民族への注目はますます高まっている。私たちは本能的に、
彼らの生き方に新しいモデルを求めているのかもしれない。なぜなら、私たち自身
のライフスタイルや過剰消費が、自然を破壊するだけでなく、私たち自身をも滅ぼ
しつつあると気付き始めているからだ。」とある。
ミニマル音楽のようで、同じ旋律の中、それぞれのパートの主席がメロディを引き継ぐ。打楽器奏者が活躍する点で面白い。

ショスタコーヴィチは、生で初めて聴くかなあ、演奏後、奏者に微笑みがあったのは、満足する演奏だったことか。


都響 第1027回定期演奏会Bシリーズ

指揮/ヨーン・ストルゴーズ

オウティ・タルキアイネン:極北の真珠-室内管弦楽のための協奏曲-(2023)[日本初演]

 
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 op.103《1905年》