パヤーレは、以前、ショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲を指揮したと思う。エル・システマ出身でホルンから指揮に転じたと思う。今回はロマン派、古典派、後期ロマン派と曲が並んでいる。エマニュエル・アックスが、日本に来るのは23年ぶりだそうだ。パヤールとはしばしば共演しているそうで、今回もパヤールの要請かもしれない。で、演奏はというと、シューマンは、情緒を排した演奏であり、モーツァルトは、アックスの典雅なピアノ演奏に対して、オケはそれに呼応している感じではなかった。良かったのは、シュトラウスかもしれない。
指揮 : ラファエル・パヤーレ
ピアノ : エマニュエル・アックス
シューマン/「マンフレッド」 序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K. 503
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K. 503
休憩
R. シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」 作品40
R. シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」 作品40
