2025年1月14日火曜日

都響第1014回定期演奏会Bシリーズ

弦楽のためのアダージョ、都響の弦楽セクションの音楽の素晴らしさに驚く。音楽は、深い悲しみのようなものが重層的に示される。演奏後、作曲家の登壇。解説によれば、スラットキンの奥さん。シンディの曲はN響の定期で聞いたことがある。ウォルトンのヴァイオリン協奏曲、金川の演奏が素晴らしい。音楽性とこのひとの持っている人間性がこよなく示されていると思う。ラフマニノフの第二番の第3楽章、今回、心をうごかされるほど美しかった。
 座席の前に6人ほどアメリカ人と思われる礼装した黒人の人たちがいた。中に音楽に合わせて体を揺らす人がいて 、音楽の楽しみ方でこのようなものがあっても良いかと思った。この人達、予定があるのか、ラフマニノフの途中で出ていった。

 

指揮/レナード・スラットキン
ヴァイオリン/金川真弓

シンディ・マクティー:弦楽のためのアダージョ(2002)
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 op.27