2025年3月2日日曜日

寺神戸亮&川口成彦 デュオ・リサイタル

 今日は、武蔵野文化で、ここ最近来ていて、3回目。NHKのカメラが入っている。
寺神戸亮は、10年間くらいか、春祭、東博でのバッハ無伴奏バイオリンソナタだと思うが、ちょっと残念な演奏で、それ以来聴いていなかった。川口は、ショパンオリジナル楽器コンクールで第二位なって、その後日本での演奏に行ったのだが、それも残念な感じであった。随分経った
ので、まあ、来た次第。今日は、オールベートーヴェン。今日は、よかったなあ。ピリオッド楽器は、音程が不安定なところがあるけど、素朴というのか、当時の音楽の感じがわかる。よく知られていることだが、ベートーヴェンはピアノの発展とともに作曲しており、ピアノの音域が広がるに連れて、その音域を使って作曲している。ピアノ協奏曲第5番、今はよく演奏され、人気があるが、初演は失敗だった。ピアニストの演奏技術もあるが、ピアノがまだ演奏に追いついていなかったと言われている。
 今日、アンコールで寺神戸が言ったことだが、40年前に武蔵野で初めて演奏したそうで、今では、若い演奏家がピリオッド楽器を弾くようになって来ていて、自分が若い人と演奏するとは思ってもいなかったそうだ。
 
 
プログラム
L.V.ベートーヴェン:モーツァルトの《フィガロの結婚》から「もし伯爵様が踊るのなら」の主題による12の変奏曲 WoO.40
L.V.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op.23
L.V.ベートーヴェン:ロンド 第2番 ト長調 Op.51-2 (ピアノソロ)
L.V.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調「春」Op.24
 
寺神戸亮(クラシカル・ヴァイオリン)
川口成彦(フォルテピアノ)