2013年12月9日月曜日

BCJ 第105回定期 Mozart Requiem 

 今日は、三階のバルコニー席まで人がいて、ロビーの人数からして、いつもより多い。やはり、モーツアルトのレクイエムであるからだろうか。今日のコンサートマスターは、寺神戸亮、若松夏実が第二バイオリンであった。

 演目は、「証聖者の荘厳な晩課」と「レクイエム」。

証聖者の荘厳な晩課
各楽章の冒頭にバスと男性合唱のコーラスがあって、グレゴリウス聖歌だろうか、とても美しい。ホールの残響もあってか、ミサはこうあると思わせる。そのあと、オケの演奏が続く。ところどこに、キャロリン・サンプソンのソプラノの独唱があって、非常に美しい。声量は、それほどあるように思えないが、とにかく、美しい。

レクイエムのコンムニオが終わった瞬間、その残響が消えて行き、あたかもそれが続くように感じられた時、拍手となった。すばらしい瞬間であった。