2013年5月19日日曜日

N響定期(第1755回)

 土曜日とあってか、原宿はすごい混みよう。NHKホールの前は、なにやら催し物があるのか、あやしい店がいっぱいであった。
 今日はウラディミール・フェドセーエフで、Cプロのみ登場。ショスタコーヴィッチの1番、チャイコフスキーの弦楽セレナード、ボロディンの韃靼人の踊りとオールロシアプログラム。ショスタコーヴィッチの一番について、これは、さまざまな楽想が入っているような、知的な曲で、かなりの訓練が必要だと思う。演奏は、トランペットが弱音で演奏するるなどパートごとに、かなり技術が要求される。第4楽章で、楽曲中にティンパニが、独奏したが、初めてきいたので驚いた。名演だと思う。チャイコフスキーの弦楽セレナードは、フェドセーエフの言うように演奏が難しい曲だとわかった。とにかく、メロディーが美しいだけに、各楽章を有機的に結びつけることが難しい。ボロディンは、フェドセーエフがオケをドライブして、一番楽しめた。今回の演奏を聴いてみて、近いうちに、フェドセーエフが再登場するのではないかと思う。