2026年5月29日金曜日

ダニエル・ブリュッヘン 無伴奏リコーダー・リサイタル

ダニエル・ブリュッヘンって、アムステルダム・ロエキ・スターダスト・クァルテットのメンバーだったんだよね。今回、武蔵野と九州で演奏はそれぞれ一回のみ。面白いのは、前半が、ルネッサンスと現代のリコーダー曲が組になって演奏された。現代のリコーダー曲って、その特性を生かした新しい試みで、それはそれで面白い。ブリュッヘンの曲も演奏されたな。ピアソラは、ピアソラでないように思えたな。


オルティス:レセルカーラ 第1番

ステンホーフェン:グラス
バッサーノ:リチェルカータ 第5番

ヤンセン:ラルゴ
ヴィルジニアーノ:フルートのためのリチェルカーレ

ブリュッヘン:アズ・タイム・ゴウズ・バイ

ピアソラ:タンゴ・エチュード 第4番
休憩
ブラウン:組曲 ト短調
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV 1004 より
 アルマンド、コレンテ、サラバンド、ジーグ

2026年5月21日木曜日

都響 第1044回定期演奏会Bシリーズ

今回、都響定期に昨年に続き、ジョン・アダムスが登場。プログラムは、非常に興味深い。アイブスと自作で、自作については、アダムス自身の解説がある。都響のホームページで読むことができる。満席とはいかなかったが、ポツポツと空いてるにすぎなかった。これが、一回公演というのも残念。聴きに来る人が少ないと思ったのかなあ。 
 
 

指揮/ジョン・アダムズ
合唱/新国立劇場合唱団*
合唱指揮*・副指揮**/冨平恭平

ジョン・アダムズ:ナイーヴ・アンド・センティメンタル・ミュージック(1999) [日本初演]
アイヴズ:答えのない質問**
ジョン・アダムズ:ハルモニウム(1980)*

2026年5月14日木曜日

NHK 交響楽団 第2063回 定期公演 Bプログラム

 今日は、サントリーホール
世界の山田和樹の指揮だが、完売ではなかったな。空席がチラホラ。しかし、今日は、興味深いプログラム。
現在の世界状況に対する山田の思いが表れているようにも思える。これらの楽曲は第二次世界大戦前に作曲されたもの、それぞれ1937年,1939年,1939年,1934年で、それぞれ作曲者が置かれている状況での気分や思いが異なるベクトルとなって表現されている。39年は、ナチのポーランド侵攻、ノモンハン事件で日本軍が南進となる契機となった年。37年は日中戦争が始まった。34年はナチの台頭。山田の小交響詩「若者のうたへる歌」は、片山杜秀によると、マーラーの影響を受け、時代の軍国主義を嫌悪する若者の心情を反映していると言う。ハルトマンは、10代の時、社会主義に未来の理想を見て、右翼に対して嫌悪を抱き、それが音楽に反映されていると言うが、ヒトラー政権の時もドイツから亡命せず、ミュンヘンにとどまった。
須賀田は、1933年からスプリングハイムの元で作曲を学び、ヒンデミットの「画家マチス」を研究し、それの結実として交響的序曲が作られるのだが、山田耕筰、諸井三郎、橋本國彦らが審査した「皇紀二千六百年奉祝管弦楽懸賞」の「序曲の部」に応募し入賞し、その後も日本放送局は、敗戦まで須賀田に作曲を依頼する。日本の戦時に呼応したものと考えることができる。ヒンデミットは、ナチの台頭を目の前にし、自らの新古典主義と折り合えると思っていたのだが、「画家マチス」は、ナチの目の止まるところになり、亡命せざるを得なくなる。

ハルトマンでヴァイオリンを演奏したキム・スーヤンは、何度か山田と共演して、今回が日本デビュー。音色は美しい。
曲目
― N響100年特別企画「邦人作曲家シリーズ」 ―
山田一雄/小交響詩「若者のうたへる歌」
ハルトマン/葬送協奏曲*
須賀田礒太郎/交響的序曲 作品6
ヒンデミット/交響曲「画家マチス」

指揮 : 山田和樹

ヴァイオリン : キム・スーヤン*


2026年5月9日土曜日

タマーシュ・ヴァルガ チェロ・リサイタル

 午前中に高尾山に行き。午後,武蔵野。ここ続けてコンサート。タマーシュ・ヴァルガは,ウィーンフィルの主席チェロ奏者,なかなか聴けない。今回は,ベートーヴェンで始まり,ラフマニノフで終わる。ハンス・ガルは,20世紀の作曲家で,ウイーンで活躍するが,ユダヤ人であるため亡命せざるを得なかった。今回のプログラムは,ウィーンに関係しているように思える。
 
 
タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)
西岡沙樹(ピアノ)
 
ベートーヴェン:チェロソナタ 第4番 ハ長調 op.102-1
ハンス・ガル:チェロとピアノのための組曲 op. 6
休憩
フォーレ:ロマンス op.69

フォーレ:エレジー op.24
ラフマニノフ:チェロソナタ ト短調 op.19
 
アンコール
スーク バラードとセレナードop3
サンサンース 白鳥
エルガー あいさつ