2018年12月31日月曜日

小仙丈ヶ岳

29日(土)
 戸台の駐車場に行くのにまごつく。着いたのは,10時半過ぎで,随分遅れてしまった。駐車場から,河原に着けられた道に従って行く。途中,堰を二つ越えるが,案内に左側に道があるとある。しかし,道を示す赤い印は対岸にあって,右側に道が作られている。広い涸れた川を横切り,対岸に移る。ところどころに赤い布の目印があって,それに従って歩く。鋸岳へのルートを記した案内を二つ過ぎて,出てきた川をトラーバースして,対岸にわたり,しばらくすると丹渓山荘に着く。すでに廃屋となっており,北沢峠へのバスができる前までは栄えたのだろう。丹渓山荘からは登りとなる。八丁坂と呼ばれるが,1時間ほどで登り切る。そこからは,大平山荘まで林の中の緩やかなのぼりとなる。途中,北沢峠への林道を横切る。雪が目立ち始め,ところどころ凍っている。アイゼンを付けず登った。大平山荘からは,20分ほどののぼりでこもれび荘に着いた。
 夜,食事の時,小屋の人が,遭難者がいて,凍傷のため,雪洞を掘って,救助をまっていると言っていた。風が強いので,仙丈ヶ岳に行かずに,無理しないで,小仙丈ヶ岳にしたら方が良いとのことで,素直に従う。甲斐駒も危ないと思ったら,途中で引き返すこと,登るより降りる方が難しい。命をかけるほどの山じゃないとのこと。ちょうど,西高東低の気圧配置で,風が強く,体感温度を下げていた。

タイム
10:38戸台登山口 
12:44角兵衛沢渡渉点
12:54熊穴沢渡渉点
13:22丹渓山荘
13:33
14:20八丁坂ノ頭 
15:22大平山荘 
15:23
15:41北沢峠 こもれび山荘

30日(日)
 風が強い。天気は晴れ。遅く小屋を出発。北沢峠からすぐに夏道を行く。トーレスはしっかりとついている。気温が低いためか,指がかじかんでいる。急登が続くが,体は温まらず,予備用の手袋に替える。少し暖かくなる。藪沢大滝ノ頭を過ぎると,樹林帯が終わる。時々,強風が吹き,立っているのがやっとである。右側からの風が強く,右頬がいたい。6合目を過ぎ,小仙丈ヶ岳が見える。10時27分に着く。あまりにも手がかじかんでいて,シュルダーハーネスが外せない。手袋脱いで外す。iphoneで写真を撮ろうとしたら,1枚目で落ちてしまった。GPSのログが切れてしまった。風も強く,すぐに下山。登ってくる登山者が,苦労している登っている。12時過ぎに小屋に到着。珈琲を注文し,食事をとる。休んだ後,小屋を出発。ほとんどのものが,小屋でもう一泊していた。途中,登ってくる登山者に多数会う。明日は,天気が良く,仙丈までいけるだろう。八丁坂を下りている時,先行していた夫婦連れを追い越す。戸台の駐車場には,16時30分過ぎに着いた。
 帰り,仙人の湯による。500円であった。高速に乗る前,行きに見つけていたそば屋に入って夕食をとる。牛丼ソバセットを食べたが,牛丼のご飯が美味しかった。



タイム
06:44北沢峠 こもれび山荘
06:47北沢峠
08:58藪沢分岐(大滝の頭) 
09:02
09:02薮沢大滝ノ頭
10:27小仙丈ヶ岳
10:32
11:04藪沢分岐(大滝の頭) 
11:11薮沢大滝ノ頭
12:01仙丈ヶ岳二合目登山口
12:09北沢峠
12:16北沢峠 こもれび山荘
12:40 
12:53大平山荘 
13:34八丁坂ノ頭 
14:14丹渓山荘
14:32熊穴沢渡渉点
14:41角兵衛沢渡渉点
16:35戸台登山口