プログラムは、ポピュラーなもので、ベートーヴェンのピアノコンチェルトとブラームス3番。なぜ、これをブロムシュテットが選んだかわからない。ピアノコンチェルトの5番は、初演の時、失敗したのは知られている。ピアノ演奏技術と現代のピアノと違って、音量が出なかったという理由であるが、今日では、5番はよく演奏される。今回は、アンスネスのピアノで、初登場とのこと。音がクリアーで、好ましい演奏であった。アンコールは、熱情の第二楽章、これは良かった。
ブラームスの三番は、昔よく聴いていた。聴くたびに深い森や大きな川の流れを感じさせる。良い演奏であった。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
指揮 : 尾高忠明※
ピアノ : レイフ・オヴェ・アンスネス
ピアノ : レイフ・オヴェ・アンスネス