2023年10月17日火曜日

読売交響楽団 第632回定期演奏会

今日は、サントリーで、珍しいプログラム。中央線は、空いていて、座って行けた。いつものごとく、小諸そばで、お腹はすいていなかったのだが、そばを食べる。ここで食べるたびに、安いと感じる。
少し前に、片山杜秀の「クラシックの迷宮」で、アイスラーのだけど特集をやっていた。最初シェーンベルグの12音階技法で作曲していたが、共産党員となることで、次第に大衆のための曲を書くようになり、ナチの台頭でアメリカに亡命するが、第二次世界大戦後のアメリカの赤狩りで、東ドイツへ移り、東ドイツの国歌を作曲するなど東ドイツで尊敬される存在だった。今回の「ドイツ交響曲」が完成したのは、戦後で、初演されたのは、1959年であるが、ヴァイグレがこの曲を取り上げたのは、今日の状況と無縁ではないように思えるが、アイスラーが作曲した時の文脈とは違う。演奏は素晴らしいものであった。
 
 指揮=セバスティアン・ヴァイグレ

ピアノ=ルーカス・ゲニューシャス

ソプラノ=アンナ・ガブラー

メゾ・ソプラノ=クリスタ・マイヤー

バリトン=ディートリヒ・ヘンシェル

バス=ファルク・シュトルックマン

合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=冨平恭平)


 
ヒンデミット:主題と変奏 「4つの気質」

アイスラー:ドイツ交響曲 作品50(日本初演)