天気が良いので、八ヶ岳へ行っても良かったのだが、きっとトレースもなく、スキーがなくては、日帰りでは無理なので、近くの山へ行くことにした。
梁川で降りて、立場峠を越え、渋沢に出て、そこから、二十六夜山に向かう。浜沢は、秋山村渋沢で、降りてから、右に曲がると、すぐ古びてなかなかいかした饅頭屋があり、そこで酒饅頭を買う。そこのお店の主人、おじいさんと話をしたのだが、三十年前からやっているという。二十六夜山に行くというと、昔は、炭作りのため、一メートルの雪の中行ったそうである。一人で行くのかと、大丈夫かと聞かれた。
饅頭屋からすぐに左に行く道があって、曲がりながら登っていくと、キャンプ場があり、バンガローが点在している。道は、バンガローの間を通り、登っていく。トレースはない。かなりの急登になり、雪があるのだが、しまっているわけではなく、歩きにづらい。登り続けると、しだいに尾根は細まり、下の方に、渋沢の家々が見える。別の尾根につながる前に、大きな岩のあるところに出て、登り口を見つけようしたのが、見つからず、右側に登れそうなところがあったので、そこに取り付く。一段高くなっていて、とっかかりがあるのだが、右側すぱっと落ちていて、落ちたらおしまいである。取り付いたところから、つぎの一歩がみつからず、雪を落として、とっかかりを見つけ、登ったが、そこで、登り切れるかわからなくなってしまった。降りようと思ったが、降りたら、滑ってしまうことは明らかだった。体を伸ばしてみると、岩の上に届きそうだったので、思いっきり体を伸ばし、滑らないように体を持ち上げて岩の上に出た。岩から左の方へ降りて、少し登ると左手下に巻き道のようなものがあるのを見つけた。間違って、登ってしまったらしい。ここからは斜度は緩やかになり、右からの尾根とぶつかった後、緩やかな尾根道となる。トレースはなく、歩いた人がいない。赤鞍への分岐を過ぎた後、何度か上り下りし、広い尾根沿いを歩いて、二十六夜山頂上への分岐に出会い、頂上へ向かう。誰もいないし、木があって眺望も良くなかった。食事をして、すぐ降りる。尾根筋を下って、尾崎まで降りたのだが、動物の保護柵があって、開けられるのがわからず、柵に沿って下り、いけなくなって戻ったりして、時間をロスしていまった。バス停でバスが当分来ないので、寺下峠を越えて梁川まで戻った。
タイム
07:55倉岳山登山口
07:56
09:35浜沢バス停
09:40
11:14明星平
11:39二十六夜山
12:50下尾崎バス停
12:59
13:49寺下峠
13:56
15:11梁川駅
二十六夜山 at EveryTrail