二月のコンサートは、今回で終わり。
バッハ プレリュードとフーガヘ短調
オルガン・コラール 「我ら苦しみの極みにある時」
「我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ」
追悼行事
世俗カンタータBMV106「神の時こそこよなき時」
「義しき者は滅ぶとも」
ホフマン・メルヒオル・ホフマン
「打ちて告げよ、待ち焦がれし時を」
J.S.バッハ 「候妃よ、いま一条の光を」
今回は、汝の死を憶えよ〜追悼のカンタータと題されている。鈴木がこのカンタータシリーズを始めて、二回の震災、阪神淡路大震災と東日本大震災を経験し、阪神淡路大震災から20年たち、追悼のためのコンサートということである。「神の時こそこよなき時」は、初期の作品で、よく知られた曲であるが、だれを追悼したか不明という。非常に美しいきょくである。最後の「候妃よ、いま一条の光を」は、ゼクセン選帝侯の候妃の死を悼んで、作曲された。ザクセン選帝侯がポーランド王となるため、カトリックに改宗したのに対して、候妃は、プロテスタントにとどまり、敬愛されており、キルヒバッハという学生が追悼式を行うため依頼した。非常に力強く、美しい。今回、ジョアン・ランがでており、最後、いつものごとく微笑んでいた。