2023年4月27日木曜日

NHK交響楽団 第1982回定期公演

沖縄から帰って、一度家に戻り、再びサントリーホールへ。
対抗配置。シベリウスの交響曲第4番は、多分、他の交響曲とは違っていると思うが、非常に暗い調子で進む。1911年に作曲され、第一次世界大戦が始まることを予見しているようだ。休憩をはさんで、ラフマニノフ、ピアノは、グッチで、知性を感じさせる演奏であった。二日目でもあって、特に問題はなかったなあ。聴きたいピアニストである。「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、チャイコフスキーには珍しい曲で、ちょっとグロテスクな要素が感じられた。しかし、このプログラムは、何なんだろう。この組み合わせはよくわからない。パーヴォの指揮は、良かったな。オケをフルに鳴らしていた。これが、ルイージと違うところか。
 
指揮 : パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ : マリー・アンジュ・グッチ*
 
シベリウス/交響曲 第4番 イ短調 作品63
 
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43*
チャイコフスキー/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」作品32
 
アンコール
ラヴェル 左手のためのピアノ協奏曲― カデンツァ