2022年2月6日日曜日

NHK交響楽団第1951回定期公演

今日は,芸劇で,コロナ渡航制限で,出演者は,下野と小林にかわる。オールシューマンプログラム。シューマンって,美しい旋律がある一方,どうもなじめない部分があって,それは,精神的に異常なところがあるのではないかと思えるところで,あまり好きではない。今回の演奏は,今までの演奏を払拭するような演奏であった。
 
 
指揮:下野竜也※
ピアノ:小林愛実

シューマン/序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52 —「序曲」※
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54※
シューマン/交響曲 第2番 ハ長調 作品61

アンコール
ショパン作曲
ワルツ 変イ長調 作品42

シューマンのピアノ曲、第三楽章で、ピアノが跳躍したメロディを弾くところがあって、それがショパンのピアノ協奏曲に聴こえる。小林によるところが大きいのであろうか?下野の指揮する交響曲も、今まで聴いたものと違う。

今日、聴いてみて、序曲は、思った以上に豊かな音楽だあるとわかった。協奏曲は、何度と心を揺さぶられ、涙しそうになった。小林は、緊張していたのか、笑みがあっても良かったのでは。思った以上の演奏で、シューマンのピアノ曲の新たな面を提示してたように思える。