教会カンタータシリーズ,第74回
メンバーも少しずつ入れ替わっている。
プログラムは,次のもので,6月にライプツィヒで行われるバッハフェスティバルで行われるカンタータの一部を公演したもの。カンタータ第182番では,リコーダーとオーボエが使われている。この二つの楽器を補足するものとしてバイオリンが使われているが,独奏部分はともかくとして,弦の響きに消されてしまったのは残念。もっと室内楽的にしたほうが聞こえたと思う。今回は,地味な曲目なのか,7,8割の入りであった。
J.S.バッハ、 Johann Sebastian Bach (1685-1750)
前奏曲とフーガハ長調BWV 531
Prelude and Fugue in C major. BWV 531
オルガン独奏:鈴木優人Masato Suzuki, organ
カンタータ第182番《天の王よ、ようこそ》(ラィプツィヒ第二稿)
Himmelskoenig, sei willkomenn. BWV 182
一 休憩Intermission(20分) 一
ヤコブス・ガルス Jacobus Gallus(1550-91)
モテット《アレルヤ。キリストよ、御身の復活に》
"Alleluja. In Resurrectione tua"
マルティン・ロート Martin Roth(ca.1580-1610)
モテット《主なる神にわれら絶え間なく喜び歌わん》
"ln Domine Deo gaudebimus"
J.S.バッハ Johann Sebastian Bach
カンタータ第31番《天は笑い、地は歓呼せん》(ラィプツィヒ稿)
Der Himmel lacht!Die Erde jubilieret, BWV 31
カンタータ第ユ72番《響け、歌よ、高らかに》(ラィプッィヒ稿)
Erschallet, ihr Lieder, BWV172
ジョアン・ラン(ソプラノ) Joanne Lum, soprano
ダミアン・ギヨン(アルト) Damien Guillon, alto(co㎜tertenor)
櫻田亮(テノール) Makoto Sakurada, tenore
加采徹(バス) Toru Kaku, basso
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)Bach Collegium Japan, chorus&orchestra
鈴木雅明(指揮)Masaaki Suzuki, conductor