デンマークデザイン展を見た後,佐藤美術館の吾輩は猫展を見に千駄ヶ谷に行く。歩いていると,外人が持っているカメラにえらく反応して,話しかけてきた。持っていたライカに興味があったみたいで,デジカメで写真を撮らせてくれと行ったので,少し話す。名前は,サイパルさんで,そういえば,日本カメラで出会った人のカメラを取り上げた記事を書いていたなあと言うことを思い出す。先のところで自分の写真展をやっているのでと言って,ハガキをもらう。外苑西通りを歩いて,トーテムポールギャラリーへ。最初,普通の店のようなたたずまいであったので,わからなかった。六つ切りサイズの写真が壁に並べられていた。このあたりは,昔の職場に近く,土地勘がある。当時,バブルが終わりかかっていて,地上げがすごく,職場の前が,ずっと駐車場のままであった。数年前に日経で土地の利権が複雑に絡み合ったバブルの象徴とも言える富久町の土地の開発始まると言う記事を読んだことがあったが,地上げの土地が,今では,高層マンションとなっていた。道路も拡幅がはかられ,きれいな通りになっていた。20年前の話,今は昔である。