2009年10月18日日曜日

榛の木尾根から六ツ石

 晴れ
 奥多摩で鴨沢行きのバスに乗り、境橋で降りる。5月にこのコースを登った。途中で、遠回りをして時間がかかったのだが、今回は、藪こぎをするのに時間がかかった。
 境橋でバスを降りて、境集落への道を進む。すぐに、奥多摩古道と言う案内が左手にあって、その上に上っていく道がある。六ツ石という小さな案内が先に見える。案内が遠くにあるので見逃しやすい。5月に登ったので、今回は間違えなかった。その道を登っていくと、トロッコが走った橋がすぐに見える。このあたりは、人家があって、人の行き来があるので、草はあっても道ははっきりしている。そのまま登っていくと、植林した所を登っていって、最後の人家に着く。そこから、右手に細い道を登っていって、植林した所を通過すると、開けたところに出る。そのあたりから、カヤトが道に生い茂っている。カヤトを払いながら歩いて行くと、ものを運ぶ軌道に出会う。軌道をまたいで、軌道に沿って歩いて行くと、行き当たったところに、右へ六ツ石と書かれた掲示がある。人家があって、まわりをネットで囲んでいるのである。そのネットに沿って、歩いて行くのだが、カヤトがあって、道がわからなくなって歩きづらい。それでも、ネットに沿って歩くと歩けるのだが、ネットが切れてから、道がなくなっていた。ところどころカヤトが倒されたところがあって、人が歩いた跡があるのだが、それに従って歩くと、途中で途切れているのである。歩けずに、引き返したのだ。前日の雨で濡れていて、カヤトを倒して歩くうちに全身濡れてしまって、引き返そうかと思ったのだが、右手に木の生えているところがあって、そこを目指して、カヤトを倒しながら登る。木のあるところは、カヤトが生えていないので、歩けるのだが、そこを出ると、また、カヤトがある。このあたりになると、歩いた形跡がないようで、とりあえず、尾根に出ようと、左に藪こぎしながら登っていく。カヤト以外にトゲのある植物が生えていて、触ると痛い。なんとか、尾根にたどり着く。登りおえたところに小社がある。ここからは、道が整備されていて、快適な尾根道歩きができる。30分ほどすると、電波反射板があるところにでる。左側は植林されているが、右側は広葉樹の林で気持ちがよい。さらに30分ほど登ると水根への分岐に出会う。境に降りる掲示がないところを見ると、登山道としては、見捨てられているようだ。分岐で休んだ後、六ツ石を目指す。分岐を出て急な所を過ぎると、開けたところに出て、そこから、何度かアップダウンを繰りかえした後に、六ツ石に着く。六ツ石には人がいなかった。頂上で5分ほど休んだ後、石尾根を下った。奥多摩近くになって、登山者にあったが、今回、ほとんど人に会うことはなかった。静かな山歩きであった。

タイム
奥多摩駅  6:05
境橋    6:11-20
山の神小社 8:05
電波反射板 8:32
水根分岐  9:00-9:20
六ツ石   9:55
分岐    10:26
奥多摩駅  12:06