2007年3月10日土曜日

読書


 最近、岩波の「ペトラルカ・ボッカッチョ往復書簡」を読んでいる。当時、本というものが貴重で、写本でしか手に入らなかった。時間をかけて、読むということを行った。今日のように、誰でもどこでも本を手に入れ、読めるという状況でなかったが、読書という行為の質は、高かったのだろう。「ひとたびこれを読み始めると、、、目を離すことができません。こうしてわたしはしばしば、昼は食事をとらずにすごし、夜は眠らずにすごします。」いままで、無為に過ごしてきたと痛感する。