今日は、帰る日であるが、フライトが23時55分なので、一日使えると言えば、使えるのだが、結局、市内観光をする。荷物をホテルに預け、ベトナム女性博物館へ。時間があるのでゆっくり見る。果物や食べ物の入ったカゴを担いで、売り歩いている女性を見かけるが、夫が病気だとか、子供の教育費を稼ぐためとか、様々な理由から、地方から出稼ぎにきている。集団で安アパートで暮らしていて、一日稼ぐお金は少なく、貯めて仕送りをしているとのこと。さらに、ベトナム戦争の時の女性たちのことも展示してあって、15歳で兵士になり、軍隊を率い、敵に大打撃を与えたとか、捕まって拷問にかけられ亡くなったとかある。これを見ると、たまたま生まれた時が、ベトナム戦争であって、ベトナムを解放するために身を投じたのだが、もしもということはないのだが、もしも今、生まれていたら、別の人生を歩んだことは確かなのだ。人は、いまある環境を選べないのだ、その環境の中で生き、死んでいく。それは、人がかわっても、続いていくのだ。
国立歴史博物館へ。昼休みあって、入れないので、市内観光バスにのる。ダブルデッカーで、日本語の解説も聞ける。行ったところは、昨日、一昨日と歩いたところを巡り、元のところに戻る。4時間で300000ドンで、好きなところで降りて、時間内ならまた乗れる。1周して戻り、国立歴史博物館へ行く。お金を払い、バーコードの着いたチケットをもらうが、入るときチケットは破かれる。まだ、入場が機械化されていない。 荷物を預けるように言われて、ロッカーに入れる。展示場は広く、遺跡から出土した銅鼓が展示されていて、死者を入れて、埋葬に使ったとある。広いので疲れる。
夕方に、ホテルに戻り、荷物を受け取り、GRABで空港へ。搭乗まで、時間があるが、空港で過ごす。飛行機は、ほぼ満席であった。