2019年3月11日月曜日

すみだ平和祈念音楽祭2019

今日は,すみだトリフォニーホール。平和祈念音楽祭として,毎年,3月10日に行われている。3月10日の東京大空襲で亡くなった人を追悼するために行われたのだが,3.11の東日本大震災が起き,その犠牲になった人を哀悼するために,今では,10日ないし11日に行われている。




今回のプログラムは,次のもの。
コダーイ ガランダ舞曲
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番
休憩
ドヴォルザーク 交響曲第9番

ピアノ 吉見友貴

吉見友貴アンコール
プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ 第7番 作品83「戦争ソナタ」より 第3楽章

オーケストラ・アンコール
バーバー/弦楽のためのアダージョ
今日は、演奏開始からただならぬ感じがしていた。アンコールの弦楽のためのアダージョが終わった時、上岡は、祈るようタクトを握り、ゆっくりと下ろす。姿勢を崩すと、拍手が始まった。上岡は、涙ぐんでいるような,感極まっているように思えた。アダージョを聴いている間、3.11の事を思い出していた。僕は、英語科に居て、揺れが長く続くので、普通の地震ではないとわかった。LLがどうなっているかと思って行ってみると、中島がいて、たぶん文化祭の仕事をしていたのではと思うが、「長く続きましたが、だいじょうぶでしょうか。」ときいてきた。直ぐに職員室に教員は集められ、地震で校舎が壊れている可能性があるので、生徒は校庭に集められた。その後は、交通機関は止まり、電話は通じなくなった。帰れる生徒は,帰し,帰れない生徒は,教員と共にそのまま学校に残った。そして、津波で大変な事が起きている事を知ったのはしばらくしてであった。