今日は,武満のセレモニアルとブルックナーの9番,指揮は佐渡裕。
午前中,筋トレをして,疲れていたのか,四谷まで乗り過ごす。時間は,間に合ったが,珈琲をドトールで飲むことはできず,そのまま,会場へ。渋谷は,さすが混んでいる。後,二回定期はあるのだが,用事があって,行けそうにもない。
最初の武満徹のセレモニアルは,笙をフィーチャーしたものだが,最初と最後に吹かれる。武満の宇宙が,笙によって提示された後,オーケストラに引き継がれ,そして,また笙によって宇宙が終わる。この笙の音色が,単なるメロディーではなく,オーケストラのによるもののように聞こえる。笙の必然性がこのセレモニアルにはある。楽しめた曲であった。ブルックナーの9番は,ブルックナーで,好きな人は好きである。最終楽章の途中で,佐渡は,指揮棒を使わず指揮をした。聴衆は,それほど感動しているようには思えなかった。