2016年8月1日月曜日

剱岳

7月29日 曇り
早月尾根登り口
富山に8時26分に着く。上市行く電車は,9時10分まで出ないので,電鉄富山駅のドトールでコーヒーを飲み時間をつぶす。小屋に予約電話を入れ,上市でタクシーに乗るために 予約の電話を入れる。上市でタクシーに乗ったのは,結局一人。馬場島までは,40分ほどで着く。公園まで行くかと聞かれたが,水を入れたかったので,山荘の駐車場で降りる。先に,トイレがあり,そこで水を入れられたので,先まで行ってもよかった。ガイドブックでは,6000円くらいと書いてあったが,8700円かかった。登り口のところに碑があり,さらに,必ず,小屋に予約の電話を入れるようあった。そこから,登りが始まる。早月小屋まで6kmくらいで,標高差1500mであるので,かなりの急登。北アルプス三大急登の一つだという。登っていくと標高が上がっているのがわかるのだが,馬場島山荘がずっと見える。曇りであったが,登り始めが標高が700mであり,気温が27度であったので,汗をすごくかいた。タオルを絞ると汗が絞れる。着ている服は,ビショビショで,小屋に着いて,服を着替えたほどであった。早月小屋に着いたのは,15時38分で,その後,4人ほどやってきた。
 この小屋は,水場がないので,食器は,すべて使い捨てのプラスチックであった。部屋の布団は,毛布と敷き布団で部屋は暑かったのでこれで十分である。発電機の熱を使っているのではと思う。乾燥室も乾燥するのかと思ったが,朝には,すっかり乾いていた。

7月30日 曇り時々晴れ時々雨

早月尾根カニのはさみ
カニの横ばい下り
小屋を出ようとしたら,雨が激しく降り始め,雨具に着替えて出発するが,途中で雨が上がり,雨具を脱ぐ。ガスが時たま上がり景色が見える。しばらく登ると岩場にでて,そこでストックをしまう。しかし,そこを越えると,岩場がなく,森林限界を超えてから岩場となる。鎖があるが,なくても登れる。この早月尾根の核心は,カニのハサミというところで頂上に近く,2800m付近の岩稜をトラバースするもので,写真を見ると危ないように思えるが,ここを通過したことを憶えていない。さらに,岩稜を登っていくと三方向を示す案内があって,別山尾根から登山道とぶつかるが,別山尾根からの道は,トラバース気味に頂上に続いている。早月尾根からの道は,尾根に続いているので,尾根筋に進む。頂上には,社が置かれ,そこで,登ってきた人が,代わる代わる写真を撮っていた。そこで写真を撮ってもらって,降りる。別山尾根の下りは,カニの横ばい,平蔵のコル,平蔵の頭と続き前劔に至る。カニの横ばいは,垂直降りて,下の石に足をかけ,そのまま,鎖を持ちながら横に進み,終わったらそこから下に降りて,長い階段を降りる。降りきったところから,振り返ると,カニの立てばいが見える。さらに平蔵のコルをおり,平蔵の頭を登るのだが,見ると,垂直に登っていくように思える。実際は,そうでもないのだが。前劔から少し下がった北側を歩き,一服劔を過ぎて少し下ると剣山荘とクロユリのコルの分岐にでる。くろゆりのコルへ向かうが,途中,ハイマツがあって,歩けなく分岐まで戻った。ほとんど歩いてないように思える。時間をロスして,また,雨が降ってきて,結局,剣山荘に泊まることにした。剣山荘は,新しく,シャワーがあって,すぐにシャワーを浴び,部屋に戻って,眠たかったので少し寝た。

7月31日 時々晴れ後曇り
朝の劔岳
大汝山
黒部ダム
雄山

あさ,ガスっていたが,少しずつ上がり,剱沢キャンプ場に着く頃には,だいぶ上がっていた。別山への尾根に登る途中,劔が見えた。別山への登りは10分ほどで登れる。遠くに,ガスはかかっていたが,雷鳥沢や室堂平が見えた。別山にも社が置かれ,北峰へ緩やかな道が続いており,北峰まで行ってみた。別山からは稜線を下り,これは,快適な稜線歩きで,少し登ると真砂岳,さらに富士ノ折立と続く,ここから岩がおおくなり,15分ほどで大汝山についた。ここで,休憩,この頃になると,ほとんどガスっていて,何も見えなくなった。大汝山の頂上に登る人が結構いた。そこから,20分ほどで,雄山に着く。雄山は,人がたくさんいて,特に小学生が多い。せっかく来たので,神社に行く。結構またされてたが,時間がないので,すぐに降りた。雄山の三角点のところで写真を撮ってもらい,下る。とにかく人が多く,ざれている下りなので,渋滞になる。本当ならすぐにおりれるのだが,時間がかかって一ノ瀬に着く。ここは,昨年通過する予定であったが,浄土山に向かったので来なかった。ここからは,道が整備されていて,ある意味,歩きづらいのだが,1時間ほどで,室堂に到着。帰りは,黒部ルートで帰った。ロープウェイ,トロリーバスやケーブルカーで何度も乗り継ぎ,待ち時間もあるので,扇沢までくるのに2時間ほどかかってしまった。黒部ダムの上を歩いて,トロリーバスに乗るのだが,ダムの水の放水を見ることができた。でも,まあ,よくこんなものを作ったと思う。昭和30年代からの日本経済を象徴している。


鹿島槍

ユリ

カニの横ばい下り

平蔵のコル



室堂平











タイム
29日 (金)
8:26 富山
9:10 電鉄富山
9:37 上市
10:10 馬場島
10:26
11:17 松尾平
15:38 早月小屋

30日(土)
06:05 早月小屋
09:33 カニのハサミ
09:37
10:00 剱岳
10:15
10:31 カニの横バイ
10:49
10:50 平蔵の頭 
10:58
11:22 前劔の門 
11:26
11:39 前剱 
12:48 一服剱 
12:50
13:56 剣山荘

31日(日)
剣山荘 06:08 
07:00 剱澤小屋
07:02 
07:09 剱沢キャンプ場
07:10
08:34 別山南峰
08:42 別山北峰
08:44
08:50 別山南峰
08:54
09:36 真砂岳 
09:40 
10:16 富士ノ折立
10:17 
10:28 大汝休憩所
10:44 立山 
10:59 雄山 
11:17
11:58 一の越山荘
12:39


剱岳16s from Takashi Endo