N響定期
今日はロジャー・ノリントンのオールベートーベンプログラム
最初、レオノーレ三番、オケの配置が違っている。木管が真ん中で、左から第一バイオリン、チェロ、ビオラ、第二バイオリン、第二バイオリンの後ろに、ティンパニー、トランペット、トロンボーン、ティンパニーの普通あるところにコントラバスがある。その隣にホルンなのだ。
ピアノ協奏曲三番で、ピアノが真ん中に置かれ、ピアニストは観客に対して背中を向け、弦セクションも中心のノリントンに向いている。オケ全体が一つの楽器のようである。観客席からはノリトンの指揮が見える。フォークトのピアノは、美しく、音一つ一つが粒立ち、キラキラと輝いていた。アンコールにブラームスのワルツ39が弾かれた。これも珠玉の美しさ。
交響曲第五番は、こんな曲を聞くのは始めて。ノリトンのユーモアにビックリした。第一楽章が終わったとき、ノリントンは、客席に向かって振り向いたのである。拍手があって、さらに、ノリントンは、、観客に拍手するようせかしたのである。それには、わらってしまった。オケの配置は、同じで、四管編成なのだろうか、五番を聴いて、なるほど、この配置なのだと納得した。
いやー、楽しい演奏であった。