2009年12月30日水曜日

天狗岳から硫黄岳

12月29日晴れ、風強。
 5時30分に起床。6時に朝食をとる。6時45分に小屋を出る。まだ、夜は明けていない。雪が硬く、アイゼンがよくきく。中山峠から、尾根に出る頃、日の出が見えた。木々に覆われているので、急いで歩き、木の切れたところで、日の出の写真を撮る。足がかじかんでいて、寒い。今回、マミヤ7を持っていたので、写真を撮る。10枚しかとれない。フィルムを交換をするとき、手袋を外さなければならなく、かじかんだ手でするのでなかなかうまくできない。写真を撮りながら、天狗に8時15分に到着。しばし、写真を撮る。快晴で、浅間から北アルプス、乗鞍、八ヶ岳を遠望することができた。8時40分に天狗を下り、硫黄岳に向かう。頂上からすぐ鎖場があり、そこを過ぎると広い尾根となる。風が強く、凍傷にならないよう気をつける。9時6分に本沢温泉への分岐を過ぎる。しばらく行くと根石岳に至る。ここは風が強く、時たま飛ばされそうになる。そこを過ぎると登りになって、森林の中を行く。9時30分に登り着いた。木で覆われているので風がない。そこに、オーレン小屋への分岐があり、前来たときもそうだったが、冬期は、オーレン小屋への道は遭難が起きているので、禁止すると言う掲示がある。夏沢峠に雪道を行く。夏沢峠までは、木々の中を行くので、風が避けられるが、雪の吹きだまりがあって、そこに足を踏み入れると脚がすっぽり入る。夏沢峠には、10時15分に到着。硫黄の登る前にしばし休憩する。硫黄へは、登りで、何もなく、風が強い。時たま飛ばされそうになる。登り続け、ケルンが見え始めてから、しばらく歩く。11時50分に頂上に着く。雲もなく何も遮るものはない。30分ほど撮影をした後、赤岳鉱泉小屋に降りる。13時45分であった。赤岳鉱泉小屋の所に、ICI石井が作ったアイスクライミングの練習用のものがあった。上から水を流し凍らせたものであった。しばし休憩した後、下る。途中、橋のあるところで大同心の写真を撮った。美濃戸山荘には15時30分に着く、途中、これから入る登山者にずいぶん会う。この時間からすると赤岳鉱泉に入るのだろうが、入るのが遅いのではと思った。美濃戸のバス停には、16時10分に着いた。32分のバスに乗ったが、疲れもあってうとうとしていた。途中、外を見ると雪で覆われた八ヶ岳の上に月が出ていた。美しかった。