今日は、N響定期第1894回。10月になると,原宿の駅を出たとき,すっかり暗くなっていた。今年,二回目のブロムシュテット。コンサートマスターは,ライナー・キュッヒル。プログラムは次のもの。
モーツァルト
交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」 [28’]
I アダージョーアレグロ
II アンダンテ
III プレス卜
ブルックナ一 交響曲第9番 ニ短調 (コ一ルス校訂版)
I おごそかに、神秘的に
I I スケルツォ:活発に、 生き生きと~卜リオ:速く
III アダージョ:ゆっくりと、 おごそかに
モーツァルトは、すごく遅い。途中で眠たくなった。終わった瞬間にブラボー,久しぶりに聞いたが,本当にやめて欲しい。最初の曲ではあったが,聴衆は,熱狂していた。休憩をはさんで,ブルックナーの第九番が演奏されたが、これは,すごい演奏だった。演奏にグイグイ引き込まれる。終わったとき,しばらくの沈黙。ブロムシュテットが動いて,拍手が始まった。何回,拍手に応じてブロムシュテットが出てきて,立ち上がるよう合図するのだが,オケが立ち上がらず,オケから拍手があった。今年1番の名演で,オケが舞台から立ち去った後も,ブロムシュテットが舞台に出てきて,拍手に応えていた。