2013年8月13日火曜日

針木岳

8月9日(月)
快晴
 2年前に、鹿島槍を目指し、種池山荘まで行ったが、慣れぬ荷物の重さに耐えかね、敗退したことがあった。今回、やはりテント泊で、種池山荘を目指す。
ケルン
稜線の種池山荘
11:47分に扇沢に着く。ほとんどのバスの客は、立山に行く。扇沢でアナウンスをきいていたら、今日は、大変混雑しているので、バスの切符のみを売ると言っていた。登山口に向かう。途中、駐車場はほぼ満杯であった。この時間、登る者は少なく、登山口で登山者カードを出し、登りはじめる。すぐに降りてくるパーティーに何組か出会う。この柏原新道は、すごく整備されており、急なところはなく、歩きやすい。ケルンには、13:00に着く。コースタイムとしては、まずまずであったが、とても暑いので、休憩を長めに取った。しばらく歩いて行くと、稜線上に種池山荘が見える。稜線近くになると、石畳のところがあって、そこを過ぎると、雪渓の所にでる。そこで猿の群れにであった。前を歩いているツアーグループをそこで追い抜く。次第に、傾斜がゆるくなり、草原になると、種池山荘に着く。テントの手続きをして、テント場に行くと、張る場所があまりなかった。お盆も始まっているので、混んでいる。
夕暮れの針ノ木
鹿島槍
 テントを張り、食事をした後、 小屋まで行くと、夕暮れを見に人が出ている。生ビールが飲みながら大声で話している。きれいな夕暮れだった。
 夜、テントから空を見上げると満天の星であった。

タイム
12:17 登山口
13:25 ケルン
16:05 種池山荘


8月10日(火)
時々晴れ
昨日が良かったので、晴れると思ったが、ガスっていた。新越山荘に向かう。テント場から、ハイマツに覆われた道を下っていく。すぐに、お花畑のところにで る。あいにくガスっていた。徐々に高度を上げていって、岩小屋沢岳につく。ガスっていて何も見えない。このコースは人気がないのか、登山者が少ない。頂上 には、2人しかいなかった。岩小屋沢岳をあとにして、しばらくして下りに入ると新越山荘が見える。新越山荘の前には、いくつか木のテーブルがあって、そこ で登山客が休んでいた。ときたまガスがあがり、景色が見える。そこで大休止をして、鳴沢岳に向かう。新越山荘からは鳴沢岳へ登りが続く。50分ほどで着い た。鳴沢岳から、黒部湖が見えた。鳴沢岳は、いったん下って、それから、ズバリ岳へは登りが続く。距離的は、たいした距離ではないのだが、結構、時間がか かる。疲れもあったのか、2時間ほどかかってしまった。ズバリ岳は、降りていくと砂地斜面があって、コマクサが見れるのだが、今回は、あまりなかった。針 ノ木へは、1キロほどであるが、アップダウンがあり、時間がかかる。着いたのは、15:20で、頂上にはだれもいなかった。休んでいると、女性二人が登っ てきて、写真を撮ると、すぐに針ノ木小屋へと降りてしまった。針ノ木小屋へは、下っていくが、小屋近くで、テント場があったので、そこにテントを張ろうと したら、下に、テント場があって、そこに張れると言われ、小屋まで行く。テント場は、空きはないようで、一カ所、すごく狭い、斜面をテントを張れるように したところがあった。なんとか、テントを張り、小屋のところに戻ると、先ほどの二人連れがいて、話しかけられる。来るとき、他に登山者はいなかったかとい うものであった。しばらくすると、中年の登山者グループがやって来て、テント場がないので、小屋に泊まると言っていた。
岩小屋沢岳
岩小屋沢岳からの稜線
赤沢岳からの下りと黒部湖
ズバリ岳への登り
針ノ木岳
針ノ木岳からの下り




タイム
7:05 テント場
8:37 岩小屋沢岳
9:20 新越乗越小屋
9:55
10:42 鳴沢岳
11:00
11:54 赤沢岳
12:10
14:15 ズバリ岳
14:25
15:20 針木岳
15:50
16:25 針木岳

8月11日
晴れ
昨日と違って、天気が良い。
マイテント
針ノ木小屋から烏帽子岳
今日は、針ノ木雪渓 を下るだけ、針ノ木峠で写真を撮って下る。登ってくる登山者は、ほぼ全員がアイゼンをつけている。雪渓を歩くが、涼しい感じはしない。大沢小屋に2時間50分ほど着く。小屋はきれいで、テント場もあるので、泊まるのもよい。あまり、宿泊する人はいないようではあるが。このルートは、水が手に入るので、精神的によい。扇沢には11:30に着く。臨時バスが出たので、大町温泉郷で降りて、温泉に入った。


針ノ木雪渓












タイム
7:45 針ノ木峠
8:00
10:25 大沢小屋
11:30 扇沢