2018年5月22日火曜日

アレクサンドル・トラーゼ  ピアノリサイタル

武蔵野文化会館小ホールへ。
今日は,トラーゼのコンサート。ホールの前で,トラーゼのCDが売っていたので,購入。今日のプログラムは,次のもの。




ハイドン ピアノソナタ第49番
プロコフィエフ ピアノソナタ第7番
 休憩
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番第1楽章カデンツァ
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番(ピアノバージョン)
第1ピアノ トラーゼ
第2 ピアノ キム・シウォン

ハイドンのピアノソナタは,いままで聴いたものと全く違う。テンポはゆっくりしており,違う曲を聴いているように思えた。プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番の第1楽章カデンツァは,トラーゼが書いたもので,非常に美しい。次のピアノ協奏曲第3番は,ピアノ版で,オケの所を,キム・シウォンが,ピアノの所をトラーゼが弾くというもの。非常に興味深く聴いた。
 アンコールが次のものであった。
最初,キム・シウォンが,ストラビンスキー ペトルーシュカからの第3楽章から第1楽章を弾いた。弾いている間,トラーゼは隣に座り,聴いていた。次に 知っているとおり,プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番から第3楽章は,越後獅子のテーマなのでと言って,第3楽章をもう一度弾いた。次に,N響定期で聞いたかもしれないけどと言って,スカルラッティのピアノソナタを弾いた。これは,金曜日のN響定期のアンコールで弾いた曲で,非常に美しい。これをライブで聴けたのはラッキーであった。この段階で帰ろうとした人がいたが,次にプロコフィエフ 束の間の幻想を弾く。次に,パーヴォと一緒にやったと言って,ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番第2楽章を弾いた。これは本当に美しい曲であった。最後に好きだからと言ってプロコフィエフ ピアノソナタ第7番第3楽章を弾いた。この曲は,土曜のN響定期で聴いたものであった。
 なかなか盛りだくさんのプログラムであった。客席は,8割ほどで,隣の席が4席ほどがあいていた。たぶん,曲がプロコフィエフが中心だったので,ソルドアウトとはならなかったのだな。